「高校時代と現在」畠 美佐子(高44)

同窓生の石川君に依頼されてこの記事を書く事になりました44回生、畠美砂子です。いざ、書こうと思うと何を書けばよいのか分からなくなってしまいましたが、タイトルの通り高校時代と現在のギャップ(笑)について書いてみたいと思います。
現在、私はアメリカ・オハイオ州の小さな大学町で体外診断検査薬の研究開発グループの一員 として働いています。人並みに(ちょっと早すぎた)結婚もし、娘2人の日本語会話力が落ちて行くのを嘆き、アメリカ的いい加減さも心地よく感じもしかして永住してしまうのではないかと不安に感じている今日このごろです。高校の頃の私には、今の生活はとても想像できませんでした。
高校時代は、大学進学のこともぎりぎりまで考えずどっぷりと星陵温泉に浸かりきっていた日々を過ごしていました。今でも名前はおぼろげにしか覚えていなくとも、 かなりインパクトのある先生方や友達と過ごした楽しい思い出は、はっきりと覚えています。そして、現在の星陵高校のレベルの高さを聞いて驚いている次第です。恥ずかしながら、高校の時の成績は自慢できるようなものではありませんでした。物理0点はもうネタになっています。
そんな私も留学を機会に理転し、皆がキャリアアップや遊びに忙しい20代を勉強に費やしてしましました。今も悔やまれますが、高校と大学で一生懸命勉強をしていなかったから仕方がないですね。ところが、修士をとったもの専攻分野の仕事がなく、雇用機会のない町で4回職を替えすることになりました。そして、2つ目の修士を取ったのは、2人の子供が出来てから、この時、学生時代になんて時間を無駄にしたのだろうと思いました。とりあえず、今の職に落ち着きましたが、教訓を2つ。 

仕事は住む環境に左右される。

勉強はいつでもできるが目的がないとできない。 

今のところ、目の前にある課題をこなしがら、子育てに忙しく過ごしています。40を目の前にしたここ数年、小規模ながら同窓会も参加するようになりました。今は、FaceBookなどのSNSで、同窓生と繋がってうれしい限りです。みんなそれぞれの専門分野で活躍していたり、素敵な趣味があったりとよい刺激を与えてくれます。他の卒業生の活躍ぶりを拝見するのもいいものですね。