「Let’s えいごde子育て!!」岡田 友美(高44)

みなさん、こんにちは!!44回生岡田(旧姓伊藤)友美です。

卒業して20年経つ今になって、こうして同窓会のリレーコラムを書くことになるとは思っていなかったのですが、Facebookなどで同窓生のみんなと再びつながっていられることをとてもうれしく思っています。

さて、現在、私は神戸市内の自宅にて絵本の英語教室を運営しています。1歳半~12歳までのこどもたちにアメリカでも教科書として使われているCTP社の絵本シリーズを使ってレッスンをしているのですが、毎日のレッスンの中で子供たちのスポンジのような吸収力と持てる力のすばらしさを感じる日々です。母国語をないがしろにしてまで、英語を小さい時からやろう!というのは賛成できませんが、私の講師経験からも英語教育のスタートは早ければ早いほど、子供たちが楽に英語を習得できることは確かです。あるアンケートによると85パーセントのママ達が子供の英語教育に興味を持っていると言われていますが、実際にはなかなか踏み出せないケースが多いのも事実です。

では、早期英語教育とは何をすればいいのか?英語教室に通うというのが一番簡単な方法ではありますが、週に1度お教室に通うだけではなかなかおしゃべりできるようになるほどの成果は見られないことが多いものです。今日、ご紹介したいのはおうちでできる方法です。おうちで英語を親子で取り入れていけば、小さいうちに英語の基礎を作っていくことができます。方法は至って簡単!!音声付きの英語絵本をそろえて、それらの英語音声(朗読など)を毎日、一緒にかけ流す(聞き流す)という方法です。一日、30分程度でよいので、1つの素材につき、1カ月を目安に毎日聞き込んでいくと、3歳以上のお子様の場合、半年程度で英語で言ってることを自然に理解し、絵本のフレーズを暗唱するようになります。うそでしょう~?という声が聞こえてきそうですが・・・・多少の個人差はありますが、しっかり聞き込んでいけば、どのお子さんにも表れる効果であることは、うちの生徒さんたちで実証済みであります。この“絵本音声のかけ流し”がなぜ、そんなに効果的なのか?を3つのポイントに沿ってお話したいと思います。


ポイント1.小さい子供は耳がいい!!!
子供の耳は未完成であるがゆえに、英語の音を聞き取ることのできる細胞を持っています。例えば、日本人が最も苦手とするRとLの音でも、小さい頃から英語を聞いて育った子供であれば、聞き分けることができます。フランスの耳鼻科医トマスティによると、“生まれたときは、それぞれの言語が発する周波数すべてに耳が開かれているが、成長と共にいつも聞いている周波数にしか反応しなくなる”とのこと。日本語しか聞かずに育った子供は、成長するにつれて英語の発する周波数を聞き取れなくなってしまいます。聞き取れない音は、発音することができないのは当然です。だからこそ、小さい頃から、耳の受信能力を高めるためにたくさんのいい音を聞く必要があるのです。また、小さな子供はまねっこが大好き!!耳から入ってくる音、リズム、イントネーションをどんどん吸収していきます。耳が完成するのは、9歳と言われ、できればそれ以前に勉強したい言語の音声をたくさん聞くことは耳を育てる上で重要なこととなります。

ポイント2.小さい子供は繰り返しが大好き!!!
子供は何事も吸収が早い!!とびっくりさせられることもしばしばですが・・・・実は忘れてしまうのもほんとうに早いんです。でも、幸い、子供達は繰り返しが大好き♪ まずは、たくさんの英語の音を聞くことから始めましょう。大量の英語を聞き、頭の中にインプットしていくことで、意味を理解し、ある日突然話始めるのです。ちなみに、意味のある言葉を発するまでには、2000~3000時間“聞く”ことが必要だと言われています。まだ、言葉を話さない子供に英語の歌を聞かせたり、英語で話しかけたりしても、どうせわからないだろうと思っている方も多いかもしれません。でも、子供はちゃんと聞いています。だからこそ、2歳前後で特別に教えた訳でもないのに急に日本語を話し始める訳です。これは、英語でも同じです。何事も継続は力なり・・・・・です。この時期に正しい英語の音をしっかり聞かせておけば、バイリンガルも夢ではありません。また、子供たちは、褒められることも大好きですから何かできるようになったら、いっぱい褒めてあげながら、覚えたことを使う機会を与えてあげることでもっともっと伸びていきます。

ポイント3.小さい子供は英語を純粋に楽しめる!!!
早期英語教育の最大のメリットは英語を勉強として構えることなく、楽しめることです。英語の歌を歌ったり、歌に合わせて踊ったり、簡単な英語を使ったごっこ遊びなどの楽しい経験を通して、

自然に英語を習得していくことができます。まずは、親子で英語を楽しむことです。英語が楽しいと感じれば、子供は英語を好きになります。好きになれば、もっと知りたい!もっと話したい!と自発的に学ぼうという気持ちになります。もっと学びたい!!!そうゆう気持ちを育ててあげたいものですね。

以上、おうちでできる英語の取り入れ方について書いてみましたが、いかがでしたか?日本人は、世界でも有名な“英語を話せない、英語が下手な”民族と言われています。日本人が英語を話せないのはなぜか?それは、リスニングができないからです。聞こえない言葉は発音することもできなければ、話すことができないんです。では、日本人がリスニングが苦手なのは、なぜか?日本の英語教育はスタートが遅く、文法中心の教育が主流だから、リスニングのトレーニングが足りてないだけだと思うんです。そこをクリアすれば、今のこどもたちはきっともっと英語を話せる大人に育つのではないか?と思います。日本の将来を担うこどもたちが、国際語である英語を自由に使いこなせる大人になるために・・・・・ぜひ、お子さんや、お孫さんと一緒に英語を楽しんでいただくきっかけになれば、うれしく思います。

絵本の英語教室TWINKLE-KIDS 岡田 友美
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