平成25年度文化講座「イメージの力で海を渡る」拓海広志(高34)


平成25年11月24日、星友館にて、34回生拓海広志氏(本名:恵谷洋氏)を講師に迎え、文化講座を開催しました。
急に秋が深まり、肌寒い日曜日でしたが、同窓生、PTAの方、近隣にお住まいの方等40名を超える方が足を運んで下さいました。
各方面で活躍されている拓海氏は、休日の大半を海で過ごされるほど「海」との関わりを大切にされ、またライフワークとして世界各地を旅して、国際・民際交流促進、子どもの自然体験活動や環境学習活動を支援するNPO活動に関わっておられます。

今回の講座で取り上げられた「伝統的帆走カヌーによるヤップ~パラオ間の石貨交易航海再現プロジェクト」。
ミクロネシアの島々が戦時中に日本と深い関わりがあった事、戦後の外国からの影響による人々の生活の変化、それぞれの島ごとの文化の違い、伝統的なカヌー作りについて、石貨とは、プロジェクトを成功させるための苦労…
等々、興味深い内容の講話が続き、あっという間に90分が経っていました。困難にも負けずに立ち向かい、かつ周りの環境に調和していくその体験談は、まさに拓海氏の言われた「帆」のようだと感じつつ、南の島に想いを馳せた素敵な時間となりました。


今後も同窓会では、生涯教育の一環として「文化講座」を随時開催していきます。日程が決まり次第、詳細を同窓会HPに掲載いたします。 皆様もぜひ、星友館にお越しください。

講師プロフィール
本名 恵谷洋(えたにひろし)
神戸商船大学(現神戸大学海事科学部)航海科卒業
伊藤忠グループ勤務、ジャカルタ・上海・シンガポールなどに駐在
DHL Global Customer Solutions グローバル営業本部長
TNT Express Japan取締役営業本部長などを経て、現在楽天物流代表取締役社長

事務局 犬伏光代