「戦争はするべきではない」村上茂雄(四中4/高2)

「戦争はするべきではない」村上茂雄(四中4/高2)

昭和20年6月5日朝の省線(現在のJR)電車に乗り通学の途上で空襲に遭いました。
住吉神社の社殿が燃え上がるのを見ながら線路上に跳び降りました。
星友館の展示ケースの中に国防色の上衣、胸に名前を縫い付けた古い制服を見ると思い出すことです。
当時の校舎は鷹取駅に程近い南須磨国民学校内に移転しており、丁度一学期の中間試験があったように記憶しています。この6月5日の空襲は神戸にとっても大被害があり、同級生にも教職の家族にも亡くなった人がいました。その後、二ヶ月余りで終戦になりましたが忘れられない経験であり、理屈抜きで戦争はするべきでありません。終戦後69年、何はともあれ戦争ナシで過ごしてこれたことは何よりです。
四四会の開催案内状の発送部数も減ってしまい何時まで続けられるか判らなくなってきましたが空襲被災の経験回生として記しました。          (完)