「今もあの時と変わらない『楽しいことが全て!』楽しき高校生活=社会生活?」青木 達也(高53)

皆様はじめまして、53回の青木達也です。

この話を受けた時、私は病院のベッドの上でして暇をもてあましていたこともあり、2つ返事で受けさせていただいたのですが、手術後の体と同様この執筆には相当頭を悩ませていただきました。。。

しかしいいきっかけだと思い、久々に星陵高校生時代を振り返ってみました。

思い出すのはこの4つ。

・部員が多すぎた硬式テニス部
・もてると思っていたバンド活動
・成績と反比例、3年間皆勤賞
・中尾ベーカリーのプリンパン(プリンデニッシュ)

でしょうか。

部活は入部したとき40人前後同学年でいたような気がします。引退の時には25名前後になったかと思いますが、はっきりしてません。。なんたって卒業アルバムで集合写真を撮った時も1人いないことを気づかず撮影してしまったぐらいですから(後で右上小窓で入っていましたが・・・)。コートは5面もあったテニス部ですが、それも男・女、そして硬式・軟式という4つの部で5面ということで、最初の1年間はほぼコートに入れた記憶がありません。おかげさまでテニスに関しては不完全燃焼でしたので大学でもテニス部にすんなり入ってしまいました。しかしながら部活動としてはいい仲間に出会うこともでき、もっとも“星陵”らしい部活動としてとても充実していたように思います。

そしてテニスと同じく力を入れていたのがバンド活動。2年生で唯一、星陵祭で演奏できたときの優越感たるや半端なかったですね。しかしながら私、ギターがそんなにうまくなかったらしく予選後に先生から「君は「First Love」と「未来予想図Ⅱ」の時は演奏しなくていいよ。」といわれて絶望したこともいい思い出です(ちゃんと他2曲ぐらいは弾きましたよ)。そして3年生のときは違うバンドで出たのですがメンバーが演奏中下半身を露出してしまう?というハプニングもあり、翌週からの学校生活でまさかの停学になるのではと怯えていたこともありました。おかげさまで先生からは呼び出されたものの、現場を直接見ていたわけではないので『不問』としていただきその後ちゃんと学校に出席することができました。

そんなハプニングを乗り越え唯一誇れるのが3年間無遅刻無欠席で皆勤賞をいただいたことです。あの時停学になっていたらいただくことの出来なかった皆勤賞。先生には感謝しています。しかし!大学受験中に私立大学を5つ落ちて、国立の前期を落ちた後には先生から

「君は皆勤賞で何をしていたの?」

といわれたことを今でも心のどこかに刺さっています。

まあ“勉強以外のことをしに来てました”とその場で言い返すことはできませんでしたけど。

長々とお話した中でもっとも思い出として残っているのは食堂に来ていた中尾ベーカリーのプリンパン。あれうまかったなあぁと。しかしこの前商大筋を通るとなくなっているではありませんか!このリレーコラムを通じてもう一度あの味を食べたいので情報をよろしくお願いいたします。

さてそんな感受性豊かな星陵高校ライフのおかげで無事後期には大学にも受かり、卒業後にはラジオ関西という神戸のラジオ放送局に入社することとなりました。

仕事でこんな衣装も着れます

インターネットなどが躍進する中、ラジオは古いメディアというイメージをおもちの方も多いかと思いますが、ラジオ放送はおもしろいものですよ。まずはテレビと違って双方向のやり取りができます。パーソナリティ・DJの話す内容に対して“お便り”という形で返信することができます。まるでご近所さんと話しているような錯覚。たまにイベントなどでリスナーの方とお会いしても“ため口”でいきなり話しかけられます。それほどラジオが聞く人のそばに密着している証拠でもあると思います。

またラジオの魅力としてはリスナーに対して無限の創造力をかき立てることができることです。例えばラジオのパーソナリティが『今日、べっぴんさんにあったんです!!』と言ったらあなたはどんな女性を創造しますか?ある人は吉永小百合かもしれないし、ある人は大島優子かもしれません、(私は田畑智子です。。)同じ言葉を受けても考えることはみんなそれぞれ違う。それぞれの頭の中での『べっぴんさん』を創造して楽しむことができるんです。『視覚がない』ということをマイナス要素として捉えられがちですが、『視覚に頼らない』ということが私にとってはプラス要素だと思います。

仕事で偽装結婚出来ます
(隣は嫁ではありません)

一度みなさんもラジオを改めて聴いてみてください。最近はスマートフォンなどでもインターネット(radiko)を通じて聞くことが出来ます。電車の行き返りちょっと聞いてみると思わず笑ってしまうようなことに出会えるかもしれません。

ラジオ関西では3年制作部を経験した後、6年営業部に所属しています。営業部はCMを放送しませんか?ということが仕事です。しかしながら実際には番組制作も行います。

テレビに比べて会社の規模が小さいので一応部署によって仕事は分けられるものの、個人のアイディアが自分の気持ち次第でピックアップされることも多々あり、その結果好きなことを突き詰めていくと番組になったり、イベントを実施したりなどその垣根を越えての仕事もよくあります。現在月曜18時から放送しているヴィッセル神戸応援番組「GOGO!ヴィッセル神戸」もそんな趣味がきっかけで番組となりました。

仕事風景を絵にしていただきました

なので今仕事をする上で最も大事にしているのは、『自分が楽しい・面白いかどうか』。まず楽しい人が一人(自分)でもいなければ多くの人にとって楽しいわけがない”と勝手に思っています。何かイマドキな話ですがFaceBookで一度もお会いしたこともない方と友達になり、後日お会いしたあと、あれよあれよという間に番組のパーソナリティをやっていただくことになった、ということもありました。タレントでも芸人さんでもない方で別の仕事をされている方だったのですが、『面白い人やな~』と感じていて、たまたま検討中の放送枠があったため2時間生放送のレギュラーをしていただきました。

女性から頭を踏まれることもあります

ほんと振り返ってみると、どんな仕事よりもたくさんの方に接する仕事だと実感します。

番組に出演いただく方であったり、聞いていただくリスナーであったり。自分の知らない世界のお話を聞けたりします。それは私だけでなくラジオを聴いていただいているかたにとっても同じく、違う世界と自分をつなぐタイムトンネルみたいなものだと信じています。これからもラジオを通していろんなつながりと共に、発信してくことができればと思っております。また同じ“星陵高校生”の『おもろい方』、『すごい方』ぜひお会いしたいです。だいたい星陵の人って出たがりの人がいないと思うので、主に他薦よろしくお願いいたします(笑)

今年こそは思い腰をあげポートピアホテルに行きたいなあと思っております。

とりとめのないお話ではありましたが、読んでいただきありがとうございました。