「元気に生きてますよ」竹本 昇(高36)

みなさんこんにちは。36回生で、1年6組・2年8組・3年1組だった竹本昇です。

このホームページには全くカオを出さずにきましたが、この度ちょっとしたご縁ができまして、このコラムを書かせていただくことになりました。

一部の方はご存知かと思いますが、私は今現在テレビ朝日系で放送中の東映制作の子供向けテレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」の監督をやっております。まあ高校時代の私を知っている方なら当時から子供向けヒーロー番組が好きだったのはご存知かと思いますが、今では仕事としてその製作に携わっている次第です。

ここから少々自分語りに入りますが、高校を卒業して大学に進学しまして、いざ就職という時期になって、さて自分が何をしたいか考えたところ、まあもともと好きなモノではありましたが、それまで考えてもみなかった「子供番組を作る人」になるってことを思いついてしまい、かといってなる術もなかった訳なんですが、同人誌活動から得たほんの小さなツテのさらにツテを頼ることにより、なんとか東映テレビ作品のスタッフの人材派遣会社に繋がり、さらなる偶然が重なりうまいこと助監督として戦隊シリーズの製作現場につくことができました。

それから26年、気づくと監督として一応シリーズ作品の一翼を担う立場にならせていただきました。

そもそも戦隊シリーズって、まあ皆さんの大部分はお子さんが小さな頃にご覧になってたかと思いますが、1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から続くシリーズで、既に39年、今の「トッキュウジャー」が38作目というテレビシリーズでも珍しい長寿シリーズです。時代々々の子供たちのニーズに応え続けて今に続いている作品なので、日々子供たちのコトを考えて作っている訳です。とはいえ、私には子供がいませんので、身近なモニターがおらず、私自身が子供の目線に立って作ってきました。さいわい、いつまで経っても精神年齢が低い中身ガキな人間なので、まあ何とかやってこれました。

とまあ、そんな自分語りはこの辺までで、高校時代の話。

高校の頃は基本的に部活ばっかりやってて(ああ美術部と漫研でしたが)休み時間も教室より部室にいる方が多くて、あんまりクラスの印象に残ってない人間でしたかと。当時の部員とは今も交流があるのに、このホームページとか同窓会には全く関わってないのも、そんな理由からですが。だからといって美術系に進むわけでもなく、普通の大学にいって、結局子供番組の監督やってんだから、実は高校時代のコトって何の役にも立ってないのでは、とか思ったりもしますが。とか言いつつ、まあ一応芸術系の仕事ってコトで関連づけておきます。

実際のところ、戦隊シリーズの主人公たちって、今は10代後半から20代前半あたりが中心なので、まあ自分がその年齢だった頃のことを思い出しつつ登場人物の行動を考えたりはしますがね。子供向け番組なので、基本子供っぽいキャラが多いので、高校時代の自分を反映させることもあります。

あの頃の私には今の自分は想像もできなかったと思いますがね。

これ、高校時代の話になってないですね。

さて、どうにもエッセイにすらなってない気がしてきたので、この辺で終わろうと思う訳なんですが、今回こんな機会を与えていただきましてありがとうございました。

卒業以来会ってない同級生の方々「竹本昇は一応元気に生きてますよ」ってゆう今さらのアピールでもありました。

最後に宣伝。
「烈車戦隊トッキュウジャー」は一部地域を除き、日曜朝7時30分より絶賛放送中です。
よろしく(笑)。

http://www.tv-asahi.co.jp/tqg/
http://www.toei.co.jp/tv/toqger/