平成27年度 総会・懇親会開催1

8月2日(日)神戸ポートピアホテルにて、平成27年度総会及び懇親会が開催されました。
第一部『定例総会』

礒田晴久同窓会会長(高24)のご挨拶で始まりました。
「本日は多数ご参加いただきありがとうございます。会長就任から早4年、2期が過ぎましたが、多くの方々に支えられてきました。心よりお礼申し上げます。
そろそろ後進に会長を譲る時期かと思いましたが、規約に基づいた役員改選により後1期2年を務めさせていただくことになりました。良いスタッフに恵まれ、財務改革、規約改正など、創立100周年目指して同窓会の活性化に必要な改革を進めてまいりました。これからの2年間は、この流れを後輩に確実に渡していけるよう取り組んでいきたいと考えています。まだまだ至らぬ点もあるとは思いますが、今後も変わらぬご協力ご支援をよろしくお願いいたします。」
来賓からご祝辞を頂戴した後、議事に入りました。
以下議事録を掲載します。

 

≪定例総会議事録≫
日時 平成27年8月2日(日)11:10~11:45
場所 神戸ポートピアホテル「和楽の間」

議 事

1号議案 評議員の承認について
新規約第15条に基づき、前規約に定められた評議員と理事の全員を評議員とすることが承認されました。

報 告

・役員改選
・平成26年度事業報告
・平成26年度会計報告
・平成27年度事業計画
・平成27年度予算
・支部活動報告(東京支部、東海支部、四中会)
・星陵高校生有志「東日本大震災復興支援ボランティア」平成26年度活動報告並びに平成27年度活動計画と募金協力依頼

現役生有志による「東日本大震災復興支援ボランティア」が今年度も行われます。まず総会開始前の会場で昨年の活動ビデオが上映されました。
総会では2年生の指原茉奈さんと神澤まりなさんが募金協力依頼のスピーチをし、その後の懇親会で募金活動を行いました。同窓会からも活動助成金をお渡ししました。

≪卓話≫

議事終了後は、大東文化大学副学長・経済学部教授の内藤二郎さん(高36)による卓話が始まりました。
今年のテーマは、「50歳にして近頃思うこと~わが半生と社会を眺めて~」です。
内藤さんご自身が日々接しておられる「現代の日本の若者」にスポットをあて、彼らを取り巻く問題点について、互いの信頼関係やコミュニケーションの欠如、助け合いの精神の崩壊が根底にあるとして、社会正義についての調査結果や、国際的意識調査の結果を示しつつ、具体的に解説してくださいました。
ただ、「こうした状況は今の若い人たちに責任があるのではなく、むしろ年長者に責任があるのだから、元気な日本になるように、ぜひ若い人たちを励まし、活躍の機会を提供しないといけないなぁ、と50歳を迎えて強く感じています」と力説しておられました。
最後に、「星陵高校には、そして星陵同窓会には、お互いを支え合う、助け合うすばらしい伝統がある。ぜひ、現役の星陵生にもこの点を伝えて欲しい。そして、これからも良き伝統を継承していきましょう」と締めくくられました。
内藤さんのご専門は中国経済論で、研究調査の過程で中国(内モンゴル)における地域コミュミティ崩壊を目の当たりにされ、ご研究の傍ら、地域住民に自然との共生の大切さを訴え、環境整備とコミュニティ再生への地道な取り組みを続けておられます。同窓会ホームページの「LINK星陵(第120回)」にも寄稿しておられますので、ぜひあわせてご覧ください。
内藤さん、ありがとうございました。

第二部『懇親会』

続いて「偕楽の間」で懇親会が開催され、来賓、同窓生あわせて371名がご出席くださいました。
今年のテーマは「I ♡ Seiryo~つながろう!8月だよ!全員集合!」
オープニングは、佐藤康彦実行委員長(高36)の「8月だよ!全員集合!」の掛け声ではっぴ姿の36回生がステージに登場。星陵ウィンドアンサンブル(吹奏楽部OB)とコーラス隊(コーラス部OB・OG)の演奏と歌にのってご披露するのは・・動画をご覧ください。

物故者への黙祷の後、濱崎賢太郎第7代校長の乾杯のご発声で、今年も華やかに会が始まりました。

 

≪星陵ウィンドアンサンブル演奏≫
★ドリフメドレー
★all about you
★まちぶせ
★昭和50年代歌謡曲メドレー

代表の岡田嶺さん(高53)はじめ37名の団員による演奏で会場の雰囲気はいっそう高まり、アンコールの手拍子が起こりました。星陵ウィンドアンサンブルはオープニングとラストの校歌斉唱にも登場。大活躍されました。

≪新入会員紹介≫

今年卒業したばかりの67回生9名が壇上に上がりました。
当日は朝早くから総会のお手伝いをしてくれた彼ら。代表の笹谷珠希さんの若者らしい爽やかなスピーチに未来への希望を感じました。

≪36回生企画「つなげよう、いつまでも」≫
この日のために母校や同窓生への思いが詰まった1つの曲が作られました。

「つなげよう、いつまでも」
  作詞:小泉敬人さん(高36)
  作編曲:植村幸市さん(高28 現星陵高校教諭)

まず、同窓生が次々登場するスライドショーの動画で曲が披露され、続いて全員で歌うコーナーです。

コーラス隊(コーラス部36回生OB・OG)、進行・今井芳樹さん(高36)、演奏・星山啓一さん(高36)
今井さんの巧みなリードで練習が進み、一体感が生まれていきます。最後はみなさん立ち上がって、広い会場いっぱいの大合唱となりました。

旧友との会話がはずみ、世代を越えて楽しいときを過ごした懇親会もいよいよフィナーレへ。

 

今日のためにがんばった36回生から、来年の幹事を務める37回生への引き継ぎ式です。
ステージいっぱいに並んだ同期生達が見守る中、佐藤実行委員長から37回生評議員・津守阿紀子さんへ同窓会旗がしっかりと手渡されました。

昨年までは折り畳んで渡されていた同窓会旗ですが、新調された今年はポールにつけられ、受け取った津守さんが大きく打ち振ると、会場からあらためて拍手が沸き起こりました。
丹治雅人実行副委員長(高36)が、「皆さん、来年この場でまた乾杯しましょう!歌いましょう!ありがとうございました!」と力強く閉会を宣言し、星陵ウィンドアンサンブルが高らかに校歌を演奏し始めます。
涙、笑顔、それぞれの感慨を胸に歌う36回生。その姿を見上げながら会場のあちこちで肩を組む仲間の列が揺れ、また来年!という思いを込めた校歌斉唱ですべての幕を閉じました。

金澤悦子(高36)