四中2回生同期会開催

四中2回生(青雲会)同期会開催

4月5日(水)神戸国際会館10階『西村屋ダイニング』にて、四中2回生の昼食会が開催され、16名が元気に参加されました。
学徒動員で失った同級生3名の33回忌を機に、校門東側にあった橋の名前から四中2回生の会を『青雲会』と名付けたとのことです。

旧制中学校は通常修業は5年間ですが、戦時下の修業年限4年施行の前倒しにより、四中2回生は4年で卒業した人、5年で卒業した人、大学受験のためにさらに1年通った人…と各々の事情で一緒に卒業が出来なかったそうです。でも、そんな皆さんも今年揃って88歳を迎えます。現役で働いている方も多く、“強運“によって失わずにすんだ人生を「明るく、楽しく、格好良く生きよう」とお互いに声を掛け合っておられました。

「集まればどうしても、健康と戦争の話になってしまう」と笑いながら、ひとりひとりが近況報告。旧友の話にじっと耳を傾けていらっしゃいました。

学校の授業である「人権学習講演会」で2年にわたり講師を務められた柳ケ瀬康夫さんは、爆撃に遭って重傷を負った人生を振り返り「百回生まれかわっても、僕みたいな人生を送れる人はいない。むしろ感謝している。」と語られました。戦争について、平和について考えたことがなかった若い人たちが、わが校の不幸な歴史を伝えていってほしいとあらためて思いました。

「青雲会」の事務局として会を運営して来られた横山昌司さんからは「校名が第4神戸中学校から星陵高校に変わり、校舎が変わり、四中の存在は根こそぎ無くなってしまった。愛着はなくとも、自分たちは紛れもなく星陵高校の先輩である。星陵高校にも大きな関心を持ち見守っている」との温かい言葉を頂戴しました。

100歳まで長生きしよう!と誓いあい、来年の再会を約束して散会となりました。

 

 

 

 

 

【出席者】大谷清隆・小国 宏・小坂 修・後藤芳文・下司善計・車 寿一・下奥 仁・佃 光生
西村和彦・萩原篤志・古田洋二・牧田博之・三木公輔・柳ケ瀬康夫・山本恒治・横山昌司

(事務局 山田祐子)