兵庫県立神戸商業高等学校創立140周年記念祝賀会に参加して

10月も終わりだというのに台風が発生し、各地で災害が発生しておりますが、星友会会員の皆様におかれましては、ご健勝でのご活躍のことと存じます。また、被害に会われました会員におかれましては、心からお見舞い申し上げます。

さて、標題にありますように去る10月7日土曜に兵庫県立神戸商業高等学校の創立140周年記念祝賀会に来賓として出席させていただきました。記念式典は、明石市民会館での開催でしたが、国会議員や県下の高等学校長、中学校長も出席され、140周年の伝統を感じさせられる盛大で厳粛な式典でした。配られました140周年記念誌も最近10年間の動きをまとまた素晴らしい記念誌でしたが、個人的には同封された「県商人物史」を興味深く拝読させていただきました。創設に福沢諭吉が関わり、卒業生の多くが神戸というよりも我が国の政財界をけん引しておられ、さらには文化・スポーツ・芸術などでも著名人を輩出されておられました。これを補足するような園田学園女子大学の田辺眞人名誉教授による「兵庫・神戸の歴史と県商140周年」のご講演も神戸の発展と県商との関わりを人物と重ね合わした内容でした。特に、神戸市の初代民政市長小寺謙吉が江戸時代の三田藩九鬼家の家老の血筋であり、神戸で貿易に関われた方に三田藩の出身者が多かったというお話は新鮮でした。九鬼家は、水軍を率いていたため、内陸の三田藩と綾部藩に置かれたという歴史がありますが、明治維新に海外との貿易を始めるのは、海に対する憧れがあったのでしょうか。

午後からのシーサイドホテル舞子ビラ神戸での記念祝賀会では、20代・30代の若い回生が多く出席されておられるのには驚きとともに、星友会も見習わねばと思います。宴席は楽しく過ごさせていただきましたが、県商PTA会長の頼安秀美様が星陵30回生とのことで両校の縁を感じます。そして、最後の校歌斉唱では我らが星陵高等学校の校歌も歌われました。よく考えてみれば、星陵高校商業科の時代もあったわけですから当たり前のことなのですが、県商においても大切にしていただいていることに感謝の気持ちで一杯です。改めて兄弟高、姉妹校であることを認識いたしましたし、これからも末永くお付き合いしていかねばならないと思います。

 

 

 

 

終わりに、4年後には、母校も80周年を迎えます。
しっかりと準備してまいりますので会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

「星友会」会長 岩﨑日出夫