平成29年度文化講座「息子の過労死から過労死防止を願う」 西垣迪世(高15)

平成29年12月16日(土)星友館において標題の通り、文化講座が開催され9名が参加されました。
一人息子を過労死で亡くされ、全国の遺族らとともに「過労死等防止対策推進兵庫センター」を立ち上げ、過労死ゼロを目指して啓発活動を続けている西垣迪世さんが、ご自身の体験を語ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

教師をしていた2006年、神奈川県でシステムエンジニアとして働いていた27歳の息子さんが倒れたとの連絡を授業中に受け取った西垣さんは、看病のつもりで駆けつけたのに、息子さんはもう冷たくなって横たわっていました。うつ病の治療薬の過量服用によるもので、徹夜しての37時間連続勤務など、過酷な日々を送っていました。西垣さんは3度にわたって労災を申請しましたが認められず、2009年東京地裁に提訴。2011年に勝訴し、やっと労災が認められました。

現在、「過労死等防止対策推進兵庫センター」の幹事として、過労死防止法の見直しや、IT関連会社の商習慣にまで波及した取り組みを求める働きをしています。「働く人は国の宝。日本の将来がかかっています。こうして講演会で話を聞いてもらうことが小さな出発点です」とのお話でした。

講師プロフィール
全国過労死を考える家族の会兵庫代表
過労死等防止対策推進協議会委員

取材・撮影
事務局 千代延