3月17日、1、2年生を対象に『卒業生による講演会』が母校体育館で開催されました。毎年、卒業式後の3月初旬に行われ、今年で39回目となります。今年の講師は中京テレビ放送株式会社 営業局営業推進部シニアアドバイザーの黒田明宏さん（高30）です。

「皆さんは、地上波放送をリアルタイムで、テレビで見ていますか」
黒田さんは冒頭、こんな質問を投げかけ、生徒たちはどのように反応したらいいのか躊躇した様子でした。パソコンは勿論のこと、スマートフォンやタブレットの配信で番組を見ることが出来るようになり、テレビ離れが急激にすすんでいるとのこと。プロが検証して発信するテレビ、ラジオ、新聞といった「マスメディア」の情報よりも、自らが発信者となるLINE、Twitter、Facebook、ニコニコ動画といった「ソーシャルメディア」による情報の活用が増えている中で、テレビコマーシャルのオンライン化やメディアの速報性がいかに重要な課題であるかといった内容でした。

これから就職する生徒たちに、「終身雇用的な雇用形態は終わり、一生同じ会社に勤めるといった時代ではなくなるだろう。意にそぐわないことに対応する方法を見つけることが自立していくこと。」と結んで講演会は終了しました。