「還暦同窓会を終えて」名倉 順子(高24)

こんにちは。24回生の名倉(旧姓・太田)順子です。

もうすでに61歳を迎えていた方もおられましたが…
9月27日に舞子ビラで24回生の還暦同窓会が開催されました。

集まった人数は90名くらいでしょうか。
懐かしいお顔…
初めてお会いしたようなお顔…
過去の記憶を辿りながら、楽しい時間を過ごす事が出来ました。

私の実家は、今は立ち退いてありませんが、星陵高校のすぐ側で食堂をしていましたので
「高校の時、食べに行ったよ」
と、みなさんからお声をかけていただき、とても嬉しく思いました。
夕方6時から2時間半、まだまだ話したりなかったせいか、かなりの人数がそのままラウンジへ移動。
二次会続行、11時過ぎまで思い出話に花が咲きました。
高校時代、還暦なんて想像もつかない遠い先の話だと思っていたのですが、
あにはからんや思いの外、早くやってきました(笑)

還暦同窓会がきっかけで、今回コラムをを書くことになり、
悩みに悩んだ末、趣味の粘土で作るミニチュアを紹介させて頂くことにしました。

粘土に触れるようになったのは、約30年前です。
最初は、ミニチュアではなく、本物そっくりの大きさでチョコレートを作って
周囲の人をビックリさせて楽しんでいました。
いつの間にか、粘土で作るサイズが小さくなって、色々な物を作るようになって、
気がついたらミニチュア作りに…
そんなわけですので、誰かに教えてもらうわけでもなく、全くの我流です。
主人が私の作品を紹介するHPを立ち上げてくれたのですが…
当時は、ミニチュアのHPが珍しかったようで、ビックリするようなことがありました。

海外のサーチエンジンで、直ぐに『Cool!』マークを頂いたり…
台湾の大学からの共同での作品つくりの依頼があったり…
ヨーロッパのギルドという団体からの図鑑に載せる作品の依頼があったり…
アメリカをはじめたくさんの国から販売依頼があったり…
お隣の国のTV局の方から取材依頼まで…
怪しげな依頼も…(苦笑)

海外からの依頼は語学が出来なかったせいもあって全て断る形となりました。
後々知ったのですが、海外ではHPを立ち上げて作品を公開イコール商売及び営業を意味するようです。

国内では、
新聞や雑誌の取材をお引き受けしたり…
出版依頼などもあり、作り方の本作りにも参加したり…
ただ、教室を開いてほしいとか、作品を販売させて欲しいというお話はご希望に添えずにいます。
ポストカードブックも作成し、今は記念に残っています。

更新が途絶えてかなりの年月が経っていますが、
HPだけは今も残っていますのでよろしければ覗いてやってくださいませ。
http://www.kh.rim.or.jp/~shou/

作品の紹介をさせていただきますと、
ほとんど粘土でできています。
料理のお皿の大きさが一円玉から十円玉くらいです。

だいたい実物の12分の1を目安にしていますが、目で見て可愛いサイズという感じです。

パンの大きさは、Yシャツのボタンくらいでしょうか。

和食は色々料理を作らないといけないので、ちょっと面倒です(汗)
器も粘土で、絵付けも手描きです。

これは、ドールハウスを作る方とのコラボです。
一応、テーブルは回るようになってるんですよ(もう、壊れましたが…)

ポットが宙に浮いている感じを演出してみたりしました。
遠い昔、フォークが宙に浮いているスパゲッティーのサンプルを見たことがありませんか?

ちょっと芸術的?な作品にチャレンジしてみました。

最近、歳のせいか視力の低下により、以前ほど細かい細工はできません。
その代わりとして、猫好きな私は猫を中心に作って楽しんでいます。
物づくりは何も考えずにリラックスできるので大好きです。
猫の原型はもちろん粘土です。

ここ数年、趣味が少しずつ変わり…
自分の葬儀で自分で歌っている曲を流してもらおうと思い立ち、
ラテン音楽の歌を練習してCDまで作成しちゃいました。
まさか、還暦同窓会で披露させて頂くことになるとは…
5年後の同期会まで、この趣味を継続できるかどうかが、今の課題です。