平成23年度同期会報告 普通科13回生

普通科13回生卒業50周年記念同窓会を、平成23年4月30日(土)、舞子ビラ本館3階「舞子の間」で開催しました。 同窓会は10年ぶりの開催でした。70名もの同窓生が駆けつけてくれました。恩師の手島司先生も元気なお姿を見せて下さいました。
私たちが高校生活をエンジョイしたのは、昭和33年4月から36年3月までの3年間でした。
校舎は、狭い商大筋のほとんど行き止まりに近い垂水の丘の「荒野」の一角にそびえ、明石海峡を一望できる素晴らしいところにありました。隣の商大の校舎より風格があり、どちらが大学か見間違うほどでした。戦後の高度成長の途上にあり、昭和34年の伊勢湾台風、35年の安保反対運動など、激動の時代の真っ只中にありましたが、私たちは、「星陵温泉」で十分鋭気を養いました。
その甲斐あって、山あり谷ありの50年をくぐり抜け、東は東京都から、西は福岡県から、多くの同窓生が馳せ参じてくれました。文字通り50年間行方不明になっていた同窓生が顔を見せたときには、戦後の復員者並みの歓迎振りでした。50年前の記憶を取り戻すのに時間がかかり、
手島先生を同窓生と見間違う人もありました。
普通科13回生の仲間は、プロの画家、高名なオーディオ評論家、家庭を守りつつ多様な趣味(中にはプロになった人もある)のネットワークを形成する主婦、商社・流通・金融・建設・海運・航空・繊維・化学・ゴム・住宅・飲食品・薬品・学習塾・新聞など多様な業界に属した企業人、市や県などの公務員、学校の教師、さらには医者、弁護士、税理士、僧侶など、さまざまなところで頑張った、まだ頑張っていることがわかりました。
50年前の記憶を取り戻し、二次会を含め3時間余りの歓談を楽しみ、あっという間に時間が経ち、名残惜しいことでしたが、5年後の再会を約し、解散しました。

(文責・根岸哲)