平成23年度文化講座「懐かしの昭和 映画会」村田 聡(高31)

10月8日、平成23年度第一回目の文化講座が開催されました。
前宣伝がよかったのか、星友館開館と同時に早々とお見えになった方や、新聞の切り抜きを手に握ってお見えになった方など、来場者68名中50名が一般の方でご年配だったのが印象的でした。
同窓生も、木村伸先生ご夫妻をはじめ18名の方が参加して下さり、開演と同時に満員御礼の大盛況!どなたの表情も生き生きとしていて記帳を済ますと会場の中に吸い込まれるように入って行かれます。

そのわけは、映画が始まったとたんにわかりました。
流れてくる映像と音声は、まさしく我々の原風景であり日常そのものだったのですから。六甲山やケーブルカー、三宮駅、居留地など、今も面影が残っている映像や、市電の走る街並みなど、どれをとって見ても「そやった、そやった。」「あそこはこんなんやったで。」「ロマンスカーも走っててんで。」と口々に思い出があふれてきます。

ユーモアあふれる語り口の31回生村田氏と 共同で編集に携わった佐々木氏のお二人のセンスが皆さんの脳内を活性化させたのはいうまでもありません。村田氏いわく、心理学療法のなかに「回想法」というのがあり、昔のいろんな出来事を話し合うということが痴呆を予防するのだそうです。私も、懐かしいグループサウンズの映像を見ながら頬が紅潮するのを感じました。

今回は、新聞に掲載されたのをご覧になって来場された方が大半で、今更ながらメディアの影響力に驚かされた次第です。

これからも、いろんな形で文化講座に積極的に取り組んでいきますので
同窓生の方も楽しみにしてどんどんご参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。