「サクラメントでホームステイしませんか?」Lobue 資子(高33)

星陵高校同窓会の皆様、大変ご無沙汰致しております。33回生の旧姓、宮崎です。この度は同窓会より投稿のご依頼があり、大変光栄に存じます。大学卒業後、日本を発ち、まさに光陰矢の如しで, 27年半も経ってしまいました。お察しのとおり、日本よりこちらでの生活の方が長く、日本語で辻妻が合わない点が多々あると思いますがどうぞご辛抱下さい。

私が大学在籍中の頃は、新卒女子の採用に関し、日本の企業は概して短大卒を優遇していた時代で、それでも自分で大阪の岡田貿易というニナ・リッチ(デザイナー)の日本総代理店の会社で仕事を見つけて卒業後の就職が決まりました。が、4年生の夏に専攻が英米文学だったこともあり、6週間ほどLos Angelesに英語研修兼、ホームステイで海外に初めて行った時にお世話になった先生と彼女の家族と連絡を取っていて、やはり卒業後米国に戻りたいとは思っていました。

(1984年、マリブのズマ・ビーチにて)

私は一人っ子なので、もちろん両親には大反対されまして、でもアメリカではなくて英国ならば…との許可で、その頃は1ドルが約270円位、1ポンドが約340円位だったと思いますが、バイトをして少しはあった貯金も短期海外滞在の小遣い程にしかならず、両親の勧める英国、Londonに1年半の留学を決意、South East Londonにホームステイ、Victoria Stationから徒歩で4,5分のEccleston SquareにあるDavies’s School of Englishに在籍しました。

(1985年、London, Davie’s School of Englishのクラスメート達と)

(1986年、Windsor Castle にて)

第二外国語は仏語だったので、母には「フランス人のお友達ができるといいわね。」などと言われましたが、実際、Londonでの私の友人達はローマからのイタリア人とチューリッヒからのスイス人がほとんどでした。でも非常に幸運だったのはその関係で、一年目の夏休みはローマで5週間ホームステイを体験することができ、翌年、1986年の夏休みはスイス人の友人達の車2台でRamsgate港からフランスへフェリーで渡り、フランスの単調な田舎を長時間運転後、ドイツを通ってスイスに入国、チューリッヒの郊外で3週間のホームステイ後、また車でスイスから北イタリアを通ってユーゴスラヴィア(現在のクロアテイア)に入り、アドリア海に面したパコスターネという町で1週間キャンプした後、ハンガリーに入って南部の町、ペーチで一泊、ドナウ河を見ながら北上してブダペストで一泊、その後オーストリアに入り西部の山の町で泊まって、リヒテンシュタインを通り、スイスに戻りました。

(1985年、バチカンにて、サン・ピエトロ大聖堂のドームより)

(1985年、ローマにて、ホームステイ先で)

(1985年、ローマの遺跡にて)

(1986年、チューリッヒにて、ホームステイ先で)

(1986年、ラインの滝にて)

(1986年、チューリッヒ市)

(1986年、スイス・アルプス、サンモリッツ付近)

(1986年、アドリア海岸、 パコスターネ付近)

(1986年、ブダペストにて)

(1986年、オーストリア西部)

イタリア語はフランス語と発音が違っても、単語のスペルで結構似ている物も多く、ローマ滞在中は友人達とその家族から結構習うことができ発音にも苦労しませんでした。それでスイスではドイツ語が習えると思って楽しみにしていた所、スイス・ジャーマンの会話は聞いてもキャッチしにくくて、がっかり、その時に初めて英語で夢を見出したのを覚えています。スイス人の友人がドイツ語のヨーロッパの地図をくれて、私達が通った所をペンで描いてくれました。英国、イタリアにも印を入れました。あちこち色々な国を訪れ、滞在した様でも全ヨーロッパから見てみればほんの小さな部分です。でも、米国、英国での経験同様、実際の家庭でホームステイ、日々の生活と交流を通し習った現地の人達の慣習、文化、世代によって違うライフ・スタイル、価値感…等は今でも本当に貴重な体験であったと思います。

スイスからロンドンに戻り、違う学校に在籍した後、以前にお世話になったLos Angelesの先生宅に招かれ、日本に帰国する途中にちょっと立ち寄るだけのつもりが、それ以来カリフォルニアに在住しています。

こちらの大企業の仕事を二、三経て、Sacramento Coca-Cola Bottling Co., Inc.に副社長・工場長の秘書兼、生産・在庫管理及び、資材調達・購買の仕事を18年間した時点で会社がGeorgia 州、AtlantaのCoca-Cola Refreshmentsに吸収され、その結果、倉庫・配送などの部門を除いて閉鎖されることになりました。それをきっかけに、こちらで過去に外国人女子二人のホスト・ファミリーをした経験もあってホームステイのお世話する事になりました。元はと言いえば、先々定年退職した際の計画だったのですがそれが少し早くなった…というところです。本当に小規模で個人的にホームステイのお世話をさせて頂くという形式でしておりますので、滞在期間、プライベート・ツアーの観光地の選択、英会話のプライベート・レッスン等、とにかく融通が効きます。

ホームステイは観光のみを目的にした5日間から2週間の短期滞在のプログラムで、ご希望で経験豊富な現地人講師による英会話のプライベート・レッスンが付け加えられるもの、また、英会話のプライベート・レッスンと観光を目的にした2週間から6週間のプログラムがあります。このプログラムは時期により、コミュニティーセンターで週に2回開かれる8レベルに分かれたESLクラスと組み合わせるオプションもあります。参加者はお一人でも決行、非常に少人数制です。ワインツアーはお一人、またはお二人だけのプライベート・ツアーでナパ、ソノマ、カミノ のアップル・ヒル、プラサーヴィル、オーバーン など団体ツアーでは行けない、ローカルなワイナリー、ワイン・ショップもあちこちご案内します。これは5日間、1週間、または2週間のホームステイ滞在です。料金は滞在期間、プログラム、また、ご一緒される人数に依り異なります。詳しくは同窓会ホームページの”ホームステイ・イン・サクラメント”のバナー広告をクリックして下さい。ワインツアーについては最後から2番目のページに詳細を記載しています。

ハーフの娘は現在N.Y. とGeorgia で研修中、行ったり来たりしています。他の子供達は皆家を出て、別々に生活していますが、娘の一人とその家族は日本からお越しになる方々にお会いするのを楽しみにしており、ゲスト滞在中、一度は夕食を一緒にします。家は3489sqft., 5ベッドルーム + オフィスとゲームルーム、3バスルーム、プール、Fire Pitも屋外にあり、雨や風が無ければ、キャンプ・ファイアーみたいにマシュマロをこんがりトーストしたりできます!

家はサン・フランシスコからは車で約1時間半で、徒歩で片道約7分の所にあるショッピング・センターはナゲット・マーケット(スーパー)、ターゲット、スターバックス、ジャンバ・ジュース、ラウンド・テーブル・ピッツァ、ドラー(Dollar)・ツリー、フェデックスや、レストラン、銀行等があって、非常に便利です。私達は家庭では完全に英語のみで、英会話のレッスンを目的に来られる方の場合は緊急事態が無い限り、英語を徹底しますが、観光とホームステイのみの目的で来られる方の場合は(例えば、ホームステイは興味があるけれど英会話は今一つ…という場合等、)私とは日本語でOKです。

短期のホームステイ&カスタム・プライベート・ツアーの観光の料金には、清潔できれいな個室(ゲスト専用ルーム)、バスルーム(お一人なら専用、お二人以上の場合計2つ使って頂けます。)、1日最低2食付(家庭での食事のみで通常は朝食と夕食、外食は除く)、wifi, サンフランシスコ国際空港、またはサクラメント空港への送迎、 1日に付き片道が我が家から車で2時間未満のカスタム・プライベート・ツアーの観光案内と移動費込みです。(例: サクラメント、サン・フランシスコ〈ピア39、マリーナ・ブールバード、ギラデリ・スクエア、ツイン・ピークス…etc〉、ゴールデンゲート・ブリッジ〈マリン・カウンテイ側もOK〉、ミュア・ウッズ、ナパ、ソノマ、ヨーントヴィル、ヴァカヴィルのプリミアムアウトレット、デーヴィス、カミノのアップル・ヒル、ギラデリ・アウトレット&アイスクリーム・ショップ等)、また、洗濯機、乾燥機も無料で使って頂けます。

(2013年、東京からお越しのNさんとゴールデン・ゲート・ブリッジのマリン・カウンテイ側とミュアウッズにて)

(ツイン・ピークスから見るサン・フランシスコ)

(リーナ・ブールバード付近からゴールデン・ゲート・ブリッジを眺める)

カスタム・プライベート・ツアーは非常に融通が効き、時間的に、また、天候と交通状態が良い限り、お好きな北カリフォルニアの観光地へお連れできます。片道2時間以上のSanta Cruz, Monterey, Pebble Beach, Carmel等への観光は追加料金になります。

San Franciscoのホテルに宿泊する場合、例えば、部屋の料金が一泊200ドルであっても、Room Tax、Resort Fee 等が非常に高く、チェックアウトの時点では実際の支払い額が250ドル位になってしまうのが現実です。しかも観光は別料金でツアーに行ける場所も時間も限られていて高額、2食付なども無く、洗濯もただで好きな時に…というわけにはいきません。

我が家では肉や魚を2週間に1回は自家燻製しますので、滞在される方が菜食主義でなければお泊まり頂く際そういった物が夕食に出ます。バッファロー・バーガーやポーターハウス・ステーキ等のバーベキューも夕食のメニューの一つです。その他、ローカルのベーカリーでその日に焼かれたおいしいパン、新鮮なサラダやグリルした野菜、季節の果物、色々なチーズやサラミなども出ます。食べ物の好き嫌いはお知らせ頂ければ合わせますのでご心配無く。今我が家の庭ではBlueberryの紅葉がきれいで、レモン・グアバ, いちじく、トマトにbutternut squashが終わり、パイナップル・グアバやいちごが少しとパセリ、ねぎ、Swiss Chard、ガーリックの葉、その他ハーブ位しか採れませんが、レモン、オレンジが少しなっていてまだ青く、もう少ししたらpistachioが採れます。

こちらのガソリン代や駐車料金は非常に高く、割に合わないことも多々ありますが、日本から来られる方が家庭での食事中に”おいしい!”を連発してくださり、お連れする観光地でのいい眺めに感動されたり、英語ができない方でもホスト・ファミリーの家族や親戚とうまくコミュニケーションをとることができ、持ってらっしゃる携帯電話の英訳、和訳が変で大笑いしたり、皆仲良くできて、”ここに来て本当に良かった!”とおっしゃっていただけるのを楽しみでしています。

(2013年、東京からいらっしゃったNさんとホスト・ファミリー)

私達のゴールはこちらで滞在される方がお一人でも、英語が話せなくても、安全・安心に北カリフォルニアでの観光・滞在を楽しめることができ、かつ、こちらで私達の実際の生活、交流を経験、ご理解して頂けたらいいなあ…という思いでしております。

興味がおありでしたら、また、ご質問があればhomestayinsacramento@outlook.comまでご一報下さい。またはこのホームページに記載のバナー広告、http://www.homestayinsacramento.comをクリック、”ご相談、お問い合わせ”のページに入力、送信して下さい。ご連絡をお待ちしております。

サイトはmsn Japan等のページからは検索しても出てこないと思いますので、その際はURLアドレスを入力して下さい。携帯電話ではちょっと見にくいのですが、ホームページの白字のタイトルの左にある横線3本が入った四角をクリックして頂くと他のページの項目が現れます。”ホームステイ先の写真”のページに我が家の写真がたくさん載っています。

近い将来、少しでもお役に立てれば光栄です。お立ち寄りを心からお待ち致しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。